TRASCOによるメルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、斜め前方
TRASCOによるメルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、斜め前方メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、正面(TRASCO工場にて)メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、全ドアを開けた状態メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、後面(テールゲートを開けた状態)
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ライフル弾に対応した全面防弾仕様

メルセデスAMG G 63をベースにした防弾SUV

車両全体に防弾加工を施した、象徴的なオフロード車です。ドイツ・ブレーメンのTRASCOが製造し、乗員室をライフル弾や手榴弾から防護しながら、外観は量産車のままです。

VPAM VR7・VR9 · 車両底部の防護:2× DM51 · 左ハンドル・右ハンドル

防護レベル
VR7 7.62×51 mmおよび5.56×45 mmのライフル弾
車両底部
2× DM51 同時に起爆させた手榴弾2発
ハンドル位置
LHD · RHD 両仕様に対応
歴史
1994年以来 ブレーメンで30年にわたる防弾加工の実績
製造
Made in Germany ブレーメンのTRASCOが設計・防弾加工

防護コンセプト

全方位を防護した乗員空間

乗員室全体に防弾加工を施しています。対象は、すべてのボディ側面、ドア、ピラー、ルーフ、エンジンルームと車室を隔てるダッシュパネル、荷室、テールゲートです。乗員室にはA・B・Cピラーを含む防弾ケージを組み込み、すべての端部と継ぎ目を、隙間を最小限に抑える重ね合わせ構造でふさいでいます。

すべてのドアに100%重ね合わせ構造を採用し、ドア開口部とピラーで最大限の強度を確保しています。透明防弾材には、ポリカーボネート層を備えた多層防弾ガラスを使用しており、室内側への破片の飛散をほぼ防止します。重要な部品も防護しています:セルフシーリング燃料タンク、エンジン制御ユニット(ECU)、液漏れ防止AGMバッテリーです。

メルセデスAMG G 63ベースのTRASCO製防弾SUVの防護コンセプト:防弾ケージ、防弾ガラス、車両底部の防護、防護された部品

車両上の番号をタップすると詳細が表示されます。

  1. 乗員室に組み込まれた、A・B・Cピラーと重ね合わせ部を含む防弾ケージ
  2. 欧州のガラスメーカーが製造する合わせ安全ガラス
  3. 強化ホイール
  4. DM51手榴弾2発に対応する車両底部の防護
  5. 全ドアに強化ヒンジを装備し、防弾ケージに直接取り付け
  6. セルフシーリング燃料タンク

ラインアップ

1台のベース車両に3種類の防護コンセプト

TRASCOは、メルセデス・ベンツ Gクラスをベースにした防弾SUVを、脅威レベルと車両の用途に応じた3種類の防護コンセプトで製作してきました。日常使いに適した目立たない軽量防護から、車両全体の防弾加工、VIP向けの延長仕様までを手がけています。

A-KIP®軽量防護を施した、メルセデスAMG G 63ベースのSUV

Everyday Guard

A-KIP®軽量防護、Level 4

防護エリアにおいて、拳銃や、ハンマー・石などの鈍器による攻撃から乗員を守ります。使用するのは、認証を取得した防弾ガラス、防弾鋼板、複合材のみです。重量増は約150 kgにとどまるため、ベース車両のハンドリング、快適性、外観はそのまま保たれ、登録手続きも簡単です。

A-KIP®コンセプト
メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、全面防弾仕様(VR7)

Personal Guard

車両全体の防弾加工、VR7・VR9

本ページでご紹介している車両です。自動式の銃器、硬芯弾(VR9)、爆発物に対して信頼性の高い防護を備え、強化サスペンション、強化ホイール、強化ドアヒンジを装備しています。世界各国の政府関係者、警察の専門部署、企業経営者向けに製作しています。

メルセデスAMG G 63ベースのTRASCO VIP SUV XXLong、側面(拡大したリアドア)

Luxurious Guard

VIP SUV XXLong、延長ホイールベース

拡大したリアドア、延長した荷室、防弾スライディングルーフ、多機能パーティション、上質な後席空間を備えた延長仕様です。

VIP SUV XXLong

認証

VPAM加盟の試験機関で試験・認証された防弾材

不透明防弾材と透明防弾材は、VPAM(耐攻撃性の素材と構造を対象とする試験機関の連合)に加盟する、公的に認定されたドイツの試験機関により、VPAM-PM 7に基づいて試験・認証されています。VPAMの試験基準は実際の攻撃パターンを反映しており、従来のCEN規格よりも高い弾速と、より現実に即した複数着弾のパターンを採用しています。

防護レベルVR9は、さらに7.62×51 mm硬芯弾(AP)にも対応します。車両底部は、乗員室の下で同時に起爆させたDM51手榴弾2発に対して防護されています。下記の脅威一覧表には、すべての銃種、口径、試験条件を記載しています。

防弾性能

試験済みの脅威レベル

防弾性能は、規定の脅威レベルに基づいて試験されています。使用銃種、口径、試験条件の詳細は下記のとおりです。

試験条件の詳細
防弾SUVの防弾性能
脅威 VPAM-APR 2006に基づく
試験レベル
分類基準
VPAM-PM 2007(PM)
VPAM-BRV 2009(VR)
STANAG 4569
AEP-55(Level)
参考*
DIN EN 1063(BR)、
DIN EN 1522/23(FB)、
BRV 1999(VR)
銃種 口径 弾種 試験条件
射撃距離(m) 着弾間隔
7 PM 7
VR7
Level 1 BR5
FB5
VR5
M16A2/Famas-G2 5.56×45 mm FJ(2)/PB/SCP(1) 10 ± 0.5 3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾
BR6
FB6
VR6
M80 Ball
(M60/M14/FAL-FN)
7.62×51 mm FJ(1)/PB/SC
(B6+、未分類) M16A1/Famas-G1 (M193) 5.56×45 mm FJ(2)/PB/SC
9 PM 9
VR9
BR7
FB7
VR7
M61-AP
(M60/M14/FAL-FN)
7.62×51 mm FJ(2)/PB/HC(1) 10 ± 0.5 3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾
PM 7 · VR7 M16A2/Famas-G2 · 5.56×45 mm
VPAM-APR 2006に基づく試験レベル
7
VPAM-PM 2007(PM)/VPAM-BRV 2009(VR)に基づく分類
PM 7
VR7
STANAG 4569 AEP-55(Level)
Level 1
参考*
BR5
FB5
VR5
銃種
M16A2/Famas-G2
口径
5.56×45 mm
弾種
FJ(2)/PB/SCP(1)
射撃距離(m)
10 ± 0.5
着弾間隔
3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾
PM 7 · VR7 M80 Ball (M60/M14/FAL-FN) · 7.62×51 mm
VPAM-APR 2006に基づく試験レベル
7
VPAM-PM 2007(PM)/VPAM-BRV 2009(VR)に基づく分類
PM 7
VR7
STANAG 4569 AEP-55(Level)
Level 1
参考*
BR6
FB6
VR6
銃種
M80 Ball
(M60/M14/FAL-FN)
口径
7.62×51 mm
弾種
FJ(1)/PB/SC
M16A1/Famas-G1 (M193) 5.56×45 mm
STANAG 4569 AEP-55(Level)
Level 1
参考*
(B6+、未分類)
銃種
M16A1/Famas-G1 (M193)
口径
5.56×45 mm
弾種
FJ(2)/PB/SC
PM 9 · VR9 M61-AP (M60/M14/FAL-FN) · 7.62×51 mm
VPAM-APR 2006に基づく試験レベル
9
VPAM-PM 2007(PM)/VPAM-BRV 2009(VR)に基づく分類
PM 9
VR9
参考*
BR7
FB7
VR7
銃種
M61-AP
(M60/M14/FAL-FN)
口径
7.62×51 mm
弾種
FJ(2)/PB/HC(1)
射撃距離(m)
10 ± 0.5
着弾間隔
3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾

TRASCOの設計・開発

ブレーメンで再設計

車両全体の防弾加工による重量増は、車両を支え、止め、ドアを開閉するためのすべての部分に影響します。TRASCOはサスペンション、ドア、ホイールを自社で再設計し、防弾SUVでもベース車両の定評ある信頼性を保っています。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:防弾ピラーに取り付けた強化ドアヒンジ

ドアとヒンジ

ドアは大幅に再設計しています:自社開発の強化ドアヒンジをAピラーとBピラーの防弾構造に直接ボルトで固定し、ドアチェッカーを強化したうえで、追加ロック機構を装備します。ドアは量産車と同じように軽く開け閉めできます。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:強化コントロールアームを備えた強化サスペンション

サスペンション

信頼性と走行時の安全性を確保するため、サスペンション全体を強化しています:ショックアブソーバー、スタビライザー、スプリングを強化部品に交換し、コントロールアームも強化します。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:強化ホイールの奥に見える高性能ブレーキ

ブレーキ

重量の増加に対応するため、専用に製造した高性能ブレーキディスク、ブレーキキャリパー、ブレーキパッドが、常に最適な制動性能を確保し、フェード現象を抑えます。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:ランフラットシステムを備えた強化ホイール

タイヤ・リム・ランフラット

ロードインデックス(荷重指数)を高めた専用タイヤを、追加の荷重に対応して設計した強化ホイールに装着しています。4輪すべてにランフラットインサートを装備し、パンク後も50 km/hで最大15 kmの走行が可能です。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:防弾加工後のコックピットと内装

ドアトリムと内装

防弾材の厚みを補うため、すべてのドアトリムを自社で再設計・製作し、工場出荷時の内装と同等の水準に仕上げています。

メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV:消火システムを備えたエンジンルーム

防護された部品

重要な部品を防護しています:セルフシーリング燃料タンク、防弾鋼板の背後に配置したエンジン制御ユニット(ECU)、液漏れ防止AGMバッテリーです。エンジンルーム消火システムもご用意しています。

1994年以来

メルセデス・ベンツ Gクラスベースの防弾SUV、30年の実績

TRASCOは1994年から、ドイツ・ブレーメンでメルセデス・ベンツ GクラスをベースにしたSUVの防弾加工を手がけています。ベース車両の世代が変わっても、その防弾仕様は世界有数の信頼性を備えた防弾SUVであり続けています。

この車両は一般的な量産車によく似ており、見た目ではほとんど区別がつきません。そのため、移動中に余計な注目を集めることを避けられます。

ブレーメンのTRASCO工場前に並ぶ、メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV 2台

オプション

防弾SUVのオプション

その他の装備もご要望に応じてご用意します。仕様は1台ごとに、お客様と当社のエンジニアリングチームで決定します。

防護

  • 防護レベルVPAM VR9へのアップグレード
  • エンジンルーム消火システム(手動・自動)
  • スペアタイヤ(ご要望に応じて)

快適性・視界

  • 防弾フロントドアのパワーウインドウ(部分開閉)
  • 防弾フロントガラスとテールゲートガラス(ヒーター付き)
  • リアドアとテールゲートの着色防弾ガラス

主な用途

防弾SUVをご利用のお客様

政府機関・外交機関

政府関係者や外交機関向けの、防護レベルVR7またはVR9の全面防弾仕様です。車両底部の爆発物対策を備え、量産車と変わらない控えめな外観を保ちます。

警察の専門部署

警察の専門部署に適した、堅牢で悪路走破性を備えたプラットフォームです。強化サスペンション、強化ブレーキ、ランフラットシステム付きホイールは、重量増を前提に設計されています。

経営幹部の移動時の安全

世界各国の企業経営者に向けて、自動式の銃器や爆発物に対する防護を提供します。左ハンドル・右ハンドルのどちらにも対応しています。

よくあるご質問

防弾SUVに関するよくあるご質問

お探しのご質問が見つからない場合は、お気軽にお問い合わせください。

どの防護レベルを選べますか?

メルセデスAMG G 63をベースにした防弾SUVは、防護レベルVPAM VR7とVR9でご用意しています。VR7は7.62×51 mm弾や5.56×45 mm弾などのライフル弾に対応し、VR9はさらに7.62×51 mm硬芯弾(AP)にも対応します。また、A-KIP® Level 4(防護エリア内)の軽量防護仕様も製作実績があります。

乗員室全体に防弾加工が施されていますか?

はい。すべてのボディ側面、ドア、ピラー、ルーフ、ダッシュパネル、荷室、テールゲートに防弾加工を施しています。端部と継ぎ目は重ね合わせ構造でふさぎ、すべてのドアでドア開口部とピラーに100%重ね合わせ構造を採用しています。

車両底部は爆発物に対して防護されていますか?

はい。フロアは、乗員室の下で同時に起爆させたDM51手榴弾2発に対して防護されています。

防弾ガラスはどのような構造ですか?

透明防弾材には、ポリカーボネート層を備えた多層防弾ガラスを使用しており、室内側への破片の飛散をほぼ防止します。複数着弾にも対応し、UVカット機能も備えています。ヒーター付きと着色タイプもご用意しています。

車両は重量増にどのように対応していますか?

TRASCOは重量増に合わせて車両を再設計しています:ショックアブソーバー、スタビライザー、スプリングを強化したサスペンション、高性能ブレーキ、強化ホイールに装着したロードインデックスの高い専用タイヤ、強化ドアヒンジを備えた再設計のドアです。

パンクした場合はどうなりますか?

4輪すべてにランフラットインサートを装備しています。パンクした後も、危険な場所から離れるために50 km/hで最大15 km走行できます。

外観は標準モデルと異なりますか?

ほとんど違いはありません。この防弾SUVは量産車とほぼ同じ外観のため、移動中に余計な注目を集めることを避けられます。

右ハンドル仕様はありますか?

はい。メルセデスAMG G 63をベースにした防弾SUVは、左ハンドル・右ハンドルの両仕様に対応しています。

延長仕様はありますか?

はい。VIP SUV XXLongは、メルセデスAMG G 63をベースにホイールベースを延長し、拡大したリアドア、防弾スライディングルーフ、多機能パーティションを備えています。

VIP SUV XXLong →
車両はどこで製造され、どのようなアフターサービスを受けられますか?

架装の設計と製造は、ドイツ・ブレーメンのTRASCO社内で行っています。ブレーメンでは1994年から、メルセデス・ベンツ GクラスをベースにしたSUVの防弾加工を手がけています。アフターサービスは4段階でご利用いただけます:お客様ご自身の整備工場、トレーニングを受けた現地のサービスパートナー、TRASCO Flying Doctor(出張サービスチーム)、またはブレーメン工場での対応です。24時間365日対応のホットラインと、防弾ガラスを含む純正部品がこれを支えます。

アフターサービスと交換部品 →
メルセデスAMG G 63ベースの防弾SUV、全ドアを開けた状態

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