全面防弾仕様
全面防弾仕様(VPAM-BRV 2009 VR6)
乗員室全体を、7.62×39 mm弾までのライフル弾から保護します。VPAM-BRV 2009のVR6に基づく防弾設計は、2022年に英国の独立系試験・評価機関であるQinetiQが検証しました。国家元首、政府関係者、セキュリティ担当者のための仕様です。

防弾仕様のフラッグシップセダン
国家元首から特にご要望の多い防弾セダンを、ドイツ・ブレーメンのTRASCOが製造しています。第三者機関が検証した防弾設計に基づく防護レベルVR6の全面防弾仕様、またはA-KIP®軽量防護をお選びいただけ、いずれも高級感を損ないません。
VPAM-BRV 2009に基づくVR6の防弾設計、英国QinetiQが検証 · A-KIP® Level 6 · ご要望に応じてより高い防護レベルにも対応
防護コンセプト
全面防弾仕様では、ボディ側面、ドア、ピラー、ルーフ、フロア、ダッシュパネル、後席背後の隔壁を含め、乗員室全体に防護レベルVR6の防弾加工を施しています。乗員室にはA・B・Cピラーを含む防弾ケージを組み込み、すべての継ぎ目に重ね合わせ部を設けています。透明防弾材には欧州のガラスメーカーが製造する合わせ安全ガラスを使用し、フロアは同時起爆したDM51手榴弾2発、ルーフはDM51手榴弾1発の爆発から保護されています。
全ドアの強化ヒンジは防弾ケージに直接取り付けられ、ソフトクローズ機能により、重いドアも量産車と同じように扱えます。さらに、セルフシーリング燃料タンク、液漏れ防止AGMバッテリー、防弾鋼板で保護したエンジンコントロールユニット(ECU)、電子機器やバッテリー、その他のオプションを収めるトランク内防弾ボックスが、この防護コンセプトを完成させています。
車両上の番号をタップすると詳細が表示されます。
ラインアップ
TRASCOは現在、メルセデス・ベンツ Sクラスをベースにした防弾セダンを2つの防護コンセプトでご用意しています。より高い防護レベルの仕様も製作可能です。
全面防弾仕様
乗員室全体を、7.62×39 mm弾までのライフル弾から保護します。VPAM-BRV 2009のVR6に基づく防弾設計は、2022年に英国の独立系試験・評価機関であるQinetiQが検証しました。国家元首、政府関係者、セキュリティ担当者のための仕様です。
軽量防護
TRASCOが開発した誘拐対策のための軽量防護コンセプトは、認証を取得した防弾材で乗員室の重要部位を拳銃弾と7.62×39 mm弾から守ります。車両本来の走行特性と外観はそのまま保たれます。
A-KIP®コンセプト認証
VPAM-BRV 2009のVR6に基づく防弾設計は、2022年に英国QinetiQが独立して検証しました。検証の対象には、VPAM-ERV 2010に基づく爆発物対策(車両底部でDM51手榴弾2発、ルーフ上で1発)も含まれます。VPAM-BRV 2009はVPAMによる防弾車両の試験基準で、VR6は7.62×39 mm弾(PS Ball)を対象としています。
ドイツでは、シャシー、サスペンション、ブレーキシステム、電装系の変更についてTÜVの試験と認証を受けており、公道走行認可も取得しています。
A-KIP®仕様では、VPAM-PM 2007に基づきVPAM加盟の試験機関の認証を取得した防弾材を使用し、防護エリアでA-KIP® Level 4(.44 Magnumまでの拳銃弾に対する防護)またはLevel 6を達成しています。下記の脅威一覧表には、すべての銃種、口径、試験条件を記載しています。
防弾性能
防弾性能は、規定の脅威レベルに基づいて試験されています。使用銃種、口径、試験条件の詳細は下記のとおりです。
| 脅威 | VPAM-APR 2006に基づく 試験レベル | 分類基準 VPAM-PM 2007(PM) VPAM-BRV 2009(VR) | STANAG 4569 AEP-55(Level) | 参考* DIN EN 1063(BR)、 DIN EN 1522/23(FB)、 BRV 1999(VR) | 銃種 | 口径 | 弾種 | 試験条件 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 射撃距離(m) | 着弾間隔 | ||||||||
| | 4 | PM 4 VR4 | BR4 FB4 VR4 | 357 S/ | .357 Magnum | FJ(1)/ | 5 ± 0.5 | 3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾 | |
| | 44 S/ | .44 Magnum | FJ(2)/ | ||||||
| | 6 | PM 6 VR6 | (B4+、未分類) | PS Ball (AK-47) | 7.62×39 mm | FMJ/ | 10 ± 0.5 | 3発、一辺120 ± 10 mmの正三角形の各頂点に着弾 | |
TRASCOの設計・開発
防弾仕様であっても、フラッグシップには、それにふさわしい走り、止まり方、ドアの閉まり方が求められます。TRASCOはサスペンション、ブレーキ、ホイール、ドアをブレーメンの自社工場で再設計しています。
フロント・リアの強化エアサスペンションストラットと強化コントロールアームが重量増を支え、ベース車両の乗り心地を保ちます。サスペンションはひずみゲージ測定で検証し、変更点はTÜVの検査を受けています。
専用に製造した強化ブレーキディスク、キャリパー、パッドが制動性能を保ち、フェード現象を抑えます。重量が増しても、常に安全に制動できます。
ロードインデックス(荷重指数)を高めた専用タイヤを、負荷能力が実証されたホイールと組み合わせています。パンク後も緊急走行できるランフラットシステムを備えています。
自社開発の強化ヒンジをAピラーとBピラーの防弾構造に直接ボルトで固定し、ドアチェッカーとドアラッチも強化しています。全ドアのソフトクローズ機能が、重い防弾ドアを静かに、確実に閉めます。
トランク内の防弾ボックスには、電子機器、バッテリー、その他のオプションを防護したうえで、すっきりと収納できます。
ベース車両の室内は、フラッグシップにふさわしい快適性をそのまま保ちます。透明防弾材は純正のデザインに溶け込むように組み込まれています。
オプション
フロントフェンダーのフラッグホルダーには、公式訪問や式典の際に国旗や公用旗を掲げられます。ご要望に応じて照明付きにも対応します。
フロントグリル内側の青色または赤色のLEDストロボライトは、緊急時に周囲の注意を引き、交通の流れの中で進路を確保するのに役立ちます。サイレンも追加できます。
後席には、バーキャビネット、木目突板仕上げの折りたたみ式テーブル、収納スペースを設けられます。いずれもベース車両と同等の品質で、TRASCOが自社で仕上げています。
オプション一覧
その他の装備もご要望に応じてご用意します。仕様は1台ごとに、お客様と当社のエンジニアリングチームで決定します。
ギャラリー
主な用途
メルセデス・ベンツ Sクラスをベースにした防弾セダンは、ハイエンド市場の国家元首向け防弾車の中でも、特にご要望の多いモデルです。格式があり、外観は控えめで、防護レベルVR6の全面防弾仕様です。
大使や代表団の移動を、フラッグシップセダンならではの快適性と存在感とともに守ります。
A-KIP®軽量防護が、誘拐、強盗、交通トラブルによる暴力から日常の移動を守ります。車本来の持ち味は損なわれません。
よくあるご質問
お探しのご質問が見つからない場合は、お気軽にお問い合わせください。
メルセデス・ベンツ Sクラスをベースにした防弾セダンは現在、防護レベルVR6の全面防弾仕様と、防護エリアでA-KIP® Level 6を達成する軽量防護仕様をご用意しています。全面防弾仕様のVPAM-BRV 2009に基づく防弾設計は、2022年に英国QinetiQが独立して検証しました。より高い防護レベルの仕様も製作可能です。
どちらも7.62×39 mm弾を想定しています。VR6仕様は乗員室全体に防弾加工を施した仕様で、その防弾設計は英国QinetiQが独立して検証しています。A-KIP®は、TRASCOが開発した誘拐対策のための軽量防護コンセプトです。認証を取得した防弾材で乗員室の重要部位を防護し、車両重量をベース車両に近いまま保ちます。
A-KIP®コンセプト →VPAM(Vereinigung der Prüfstellen für angriffshemmende Materialien und Konstruktionen:耐攻撃性の素材と構造を対象とする試験機関の連合)は、メルリッヒシュタット、ミュンヘン、ウルムにあるドイツの公的銃器検査機関(Beschussamt)を含む、欧州複数国の独立した公的試験機関で構成される団体です。その試験基準(VPAM-APR 2006、VPAM-PM 2007、VPAM-BRV 2009)は、防護レベルごとに実弾射撃試験を定めています。
防弾セダンは、現行のメルセデス・ベンツ Sクラス(V223)をベースに製作しています。TRASCOは1985年以来、ブレーメンで歴代のメルセデス・ベンツ Sクラスをベースにした高級車に防弾加工を施してきました。
はい。強化エアサスペンションストラット、強化ブレーキ、全ドアのソフトクローズ機能により、乗り心地と日常の使い勝手をフラッグシップにふさわしい水準に保ちます。室内もベース車両のままです。
はい。VPAM-ERV 2010に基づき、フロアは同時起爆したDM51手榴弾2発、ルーフはDM51手榴弾1発の爆発から保護されています。
はい。シャシー、サスペンション、ブレーキシステム、電装系の変更はTÜVの試験と認証を受けており、ドイツでの公道走行認可も取得しています。
はい。TRASCOは、メルセデス・ベンツ Sクラスをベースに、センターセクションを50 cm延長した延長リムジンを、防弾仕様または非防弾仕様で製作しています。
延長リムジン →架装の設計と製造は、ドイツ・ブレーメンのTRASCO社内で行っています。アフターサービスは4段階でご利用いただけます:お客様ご自身の整備工場、トレーニングを受けた現地のサービスパートナー、TRASCO Flying Doctor(出張サービスチーム)、またはブレーメン工場での対応です。24時間365日対応のホットラインと、防弾ガラスを含む純正部品がこれを支えます。
アフターサービスと交換部品 →
お問い合わせ
当社のチームは、防護レベルの選定から納車まで、世界各国の政府機関、各種団体、個人のお客様からのご相談を承っています。
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延長リムジン メルセデス・ベンツ S 680 GUARDベース、+50 cm